シップロックの巻(97年8月)
「 神々のいたずら 」第二弾! 今回はテレビ番組「神々のいたずら」でアメリカの中西部に行った時の報告をしましょう。
ロサンゼルスから西へ3時間。デンバーの空港でトランジット。南に20人乗りの飛行機で2時間。ニューメキシコ州の田舎町ファーミントンです。インディアンの居住区の多いところです。高地で湿度の少ない、風の気持良いところでした。
見て下さいこの大地、遠くに見えるのがシップロック。帆船のように見えるからその名が付いたようです。
この夕日は30分くらいで消えてしまいましたが。写真を撮っている時コヨーテの鳴き声を聞いたんですよ。
アメリカの先住民のインディアンの嘆きの声にも聞こえました。インディアンの言う「母なる大地」の広さが分かるでしょうか。
現地でドライバーをしてくれたナバホ族のインディアン、レオンさん。
いい人でした。
運転中ずうっと、インディアンの歌をアカペラで、歌ってくれるんですよ。
宇宙と交信しているような静かなヒーリングソングです。
広大な大地とマッチして気持よかったあ〜。
一緒に宝を探したトレジャーハンター達です。見事な腹の出具合。
ホントにアメリカ人は必要以上に食べますよね。
番組を見た方はご存知でしょうが、宝なんて見つからなくとも、その過程を楽しむんですね。彼らは子供のように遊び心を知っててます。インディアンの踊りです。輪をつくって、ただ麦踏みのように音楽に合わせて歩くだけ。いたってシンプル。
私も踊りましたが、大地を確認してるような感じになりましたね。長時間踊れば、あまりの単純さにハイになっちゃうんでしょうね。シップロックから車で2時間ほど行った所にある、シュラインロックにたたずんでます。ここからは360度地平線が見えます。聖なる岩だそうです。大地は所々にブッシュのある荒れ地なんですが、セイジの草木がいっぱいあって、いい香りなんですよ。
インディアンはその草を身体につけて香りを楽しむそうです。(写真左)
ファーミントンの町は、昔はホントに西部劇に出てくるような町だったんですね。開拓時代を再現した町の博物館があって、ここは当時の雑貨屋。
私はその気になって気取ってます。(写真右)
今回の旅は、大地を前にして地球はホントは丸でなくて平らなんじゃないかと思ってしまいました。
ちっぽけな事でくよくよしてるのがバカらしくなってきます。
まあもともと、くよくよしないタイプですけどね。自然は気持いいです。